沖縄県内での東日本大震災の義援金が3日、「亀田効果」で3億円規模のハイペースで集まり始めた。2日に行われたWBA世界スーパーフライ級1位亀田大毅(22=亀田)のノンタイトル戦(沖縄県立武道館)を機に試合会場で始まった募金が、実質1日半で100万円を突破。来場者からの募金と大毅のファイトマネー寄付で60万円以上に達した。

 一夜明けたこの日、WBA世界バンタム級王者の興毅、大毅、和毅の3兄弟が地元の平仲ジム関係者と那覇市内の国際通りで街頭募金活動を行い、大台に乗せた。平仲ジム会長で元WBA世界ジュニアウエルター級王者の平仲明信氏(47)は「短期間で普段の倍以上の募金があった」という。数十万以上の大口での協力申し込みも複数届いている。地元自治体や企業をはじめ、国内外にも人脈を持つ同氏は、かつて心臓移植手術の募金活動で3億円近くを集めた実績があり「一過性のもので終わらせてはいけない。継続します」と話した。