今月8日に初防衛戦(神戸ワールド記念ホール)に臨むWBC世界フェザー級王者・長谷川穂積(30=真正)が5日、予備検診に出席した。

 長谷川が地道なトレーニングの成果を数字で示した。予備検診の結果、初めてフェザー級で戦った昨年11月に比べ、胸厚が1・5センチアップ。パンチ力の増加が期待できそうだ。「これこそ(今回から始めた)1日40回の腕立て伏せの成果」と胸を張った。藤田コミッションドクターは「胸厚は呼吸器や心肺機能にも影響してくる」と体力面の向上も指摘。リーチ差は9センチ下回ったが「もっと長い相手ともやったことあるから」と意に介さなかった。