ボクシングWBA女子世界ミニマム級王者・多田悦子(29=フュチュール)に、日本女子初となる米国での防衛戦プランが浮上した。所属ジムの平山靖会長が16日、明かした。今日17日ゴングの暫定王者イベス・サモラ(メキシコ)との5度目の防衛戦(大阪・よみうり文化ホール)を前に、同会長は「勝てば次は選択防衛戦なので、米国に行きたい。ラスベガスを考えている」と話した。

 多田はこの日、大阪市内での計量を400グラムアンダーでパス。今後について「海外にも目を向けていきたい」と野望を語った。昨年4月のV3戦は敵地トリニダード・トバゴで勝利。今後は女子競技が盛んな米国、メキシコ、欧州などでも知名度を高めるべく、勝利を重ねていく。【大池和幸】