WBC世界ユース・バンタム級王座などを保持する亀田和毅(19)が、WBA世界バンタム級王者の長兄興毅(24=ともに亀田)に熱烈な対戦アピールを展開した。5月7日の興毅V1戦(大阪)のアンダーカードで、ネイサン・ボルシオ(21=フィリピン)と対戦する和毅は27日、都内の所属ジムで練習を公開。2分3回のスパーリングで軽快な動きを見せた後、練習を見ていた長兄との将来的な対戦に意欲を示した。

 日本初の世界3階級制覇を達成した興毅を横目に、和毅は「オレがWBCのベルトを持って統一戦をやろうと思えば対戦はありえる」「大みそかにあるかもわからんな」「やれば自信ある。勝つ、勝つ」と、次々と兄弟対決への夢をぶち上げた。伸び盛りの弟から猛烈な対戦アピールを受けた興毅は「このぐらいの気持ちがないとアカンよ」と受け流しながらも、和毅の勢いにタジタジ気味だった。