WBA世界バンタム級王者の亀田興毅(24=亀田)が、力のボクシングで自身初の世界戦KO勝利で初防衛に成功した。同級14位ダニエル・ディアス(27=ニカラグア)に対し、本来のスピードを生かしたスタイルを封印。至近距離に飛び込んで左拳を打ち込んだ。8回に左フックでダウンを奪い、連打でダウン寸前に追い込んだ11回終了後にレフェリーストップによるTKO勝ちを収めた。

 今回は東日本大震災の慈善興行。亀田興は「届け!!大阪の力」と書かれたグローブで試合に臨んだ。興行収入の一部は義援金とする。次男の大毅(22=亀田)や三男の和毅(19=亀田)らは会場の入り口で募金活動を行った。会場では亀田興のデザインが入った帽子が販売され、売り上げは全て義援金に回る。