<プロボクシング:WBC女子世界ライトフライ級タイトルマッチ10回戦>◇8日◇東京・後楽園ホール◇1300人

 WBC世界女子ライトフライ級王者の富樫直美(35=ワタナベ)が、貫禄の6度目の防衛を果たした。左ジャブで試合の主導権を握ると、反撃に出る相手を左右の連打でコーナーに追い込んだ。5回1分32秒、強打の右フックで戦意を奪い、さらに連打を浴びせてレフェリーストップのTKO勝ち。「気持ちの勝負はついていた。後楽園ホールのリングに立てたことを感謝します」と目頭を熱くした。