DREAMライト級王者の青木真也(28)が15日、日本人ファイターで初めてシンガポールを拠点に定め、世界トップファイターを目指す方針を明かした。都内の会見で、従来の所属ジム、パラエストラ東京に加え、シンガポールのEvolve

 MMAにも所属することを表明。今後は大会前の強化拠点として足を運ぶ考えで、青木は「施設はアジアで一番。格闘技の本質をやり直したい」と話した。

 4月9日に行われたストライクフォース(SF)サンディエゴ大会で、ライル・ビアーボム(米国)に1本勝ちして北米初勝利を挙げた。だが、世界中の猛者が集う舞台で総合力アップの必要性を痛感。ケージやリングを備え、UFCライト級で活躍するケニー・フロリアンら一流選手も練習に訪れるEvolveで1週間ほど合宿し「柔術やムエタイのいい指導者がいる。本物の黒帯と戦い、相手にされなかった」という。時差や長距離移動の影響を受ける北米合宿よりもメリットがあると判断した。

 この日、DREAM

 JAPAN

 GP(29日、さいたまスーパーアリーナ)ライト級ワンマッチで、アントニオ・マッキー(41=米国)との対戦が決まった。青木は「自分をどこまで高められるか」と自身の可能性を追求する。【山下健二郎】