WBA世界スーパーバンタム級王者の下田昭文(26=帝拳)が米国仕様へのスタイルチェンジを目指す。7月9日(日本時間10日)に米ニュージャージー州で同級1位リコ・ラモス(23=米国)との初防衛戦を控えた下田は24日、都内の帝拳ジムでフィリピン人パートナー2人との本格的な4回のスパーリングを開始。得意の左ストレートを抑え、徹底的に右ジャブを打ち込み「先手のジャブで圧力をかける。その取り合いがカギ」とテーマを掲げた。

 米国内の試合では手数の多さもポイントで重視される傾向にある。現役時代、米国で世界挑戦した葛西裕一トレーナーも「当たらないジャブも米国ではポイントになる。ジャブを磨きます」と説明していた。