<プロボクシング:WBC女子世界ユース・アトム級王座決定戦10回戦>◇8日◇福岡・九電記念体育館

 「ゆうこりん」が圧勝でタイトルを獲得した。黒木優子(20=関)は2回、4回と左ストレートでノンキャットからダウンを奪い、最後は猛連打でレフェリーストップ。4回1分56秒TKO勝ちで、念願のベルトを獲得した。「イメージ通り。落ち着いて戦えた」。17歳でプロデビューした時から話題となった美人ボクサー。今回も振り袖姿で調印式に登場と、スター性もあり、女子ボクシング人気を上げる期待も担うが「まずは1試合、1試合をクリアしていきたい」。今後は1、2試合ユース王座を防衛し、その後に世界王座を狙うプラン。先の目標の前に「今日はワーッと騒ぎたい」が20歳の乙女の本音だった。