元プロボクサーで世界王座に挑戦したこともあるタレントの赤井英和(51)が正式に指導者としてアマチュアボクシング界へ復帰することが7日、決まった。日本アマチュアボクシング連盟がアマ復帰に関する改正規則の適用第1号として、赤井の指導者資格を認めた。

 同連盟は5月、プロ選手が現役引退後に3年を経過すればコーチやセコンドとして登録できるよう規則を改めた。山根明会長らで構成するこの日の特別委員会で赤井からの申請を審議し、アマ復帰を承認した。

 大阪の浪速高や近大で活躍した赤井は1980年モスクワ五輪代表候補だったが、日本のボイコットでプロに転向。85年に試合で頭部に大けがをして引退した後は俳優などのタレント活動をした。近大ボクシング部が09年に不祥事で廃部となる以前には母校の選手を教えた経験を持ち、日本アマチュアボクシング連盟はその実績も考慮した。