<新日本:G1クライマックス>◇8日◇横浜文化体育館◇A、Bブロック公式戦9試合◇5000人

 鈴木みのる(43)がただ1人全勝だった後藤洋央紀(32)に初黒星をつけた。地元横浜の大声援を受けて、12分38秒、ゴッチ式パイルドライバーからの体固めで勝利した。勝ち点を10に伸ばし、中邑真輔(31)とともにBブロックの首位に立った。

 鈴木が4戦全勝で勢いに乗る新日本の棚橋に次ぐ正規軍のNO・2後藤を張り手合戦で圧倒。最後はスリーパーホールドからゴッチ式パイルドライバーのフルコースで仕留めた。試合後は「後藤も、よかったんじゃねえ。おれのフルスイングのパンチ味わえて」と笑った。初戦の小島にこそ苦杯を喫したが、その後は順調に星を伸ばした。ともにBブロック首位に立った中邑とは14日の最終戦でぶつかる。「新日本の本丸(正規軍)、毎日でもかかってこいや。1人、天守閣にいるがな。首を刈らなきゃ」と、早くもAブロック首位に立つIWGP王者棚橋に照準を合わせた。【小谷野俊哉】