WBC世界ミニマム級王者の井岡一翔(22=井岡)と同級1位エルナンデス(24)との初防衛戦が今日10日にゴング。9日は都内で調印式後に前日計量が行われ、両者ともリミットから300グラムアンダーの47・3キロでパスした。

 挑戦者エルナンデスは強気だった。前日の会見での「6回KO」から一夜で「3回KO」と、早期KOを堂々宣言した。13KO中3回までのKOが11回。もともと早い回でのKOが多いのも持ち味ではある。計量は井岡と同じリミットを300グラム下回った。プロ20戦目の世界初挑戦で初の海外に「どこでも誤差があるので想定内」。言葉と裏腹に慎重な調整ぶりがうかがえ、「心身とも調子いい。ハードパンチに自信がある」と王座奪取を確信していた。