<プロボクシング:ノンタイトル10回戦>◇10日◇東京・後楽園ホール

 10年全日本ライト級新人王&最優秀選手賞に輝いた日本同級10位土屋修平(24=角海老宝石)がデビューから11試合連続KO勝利を飾った。日本スーパーフェザー級10位福原寛人(26=江見)と対戦し、1回にダウンを奪取。しかし本来のスピードがなく、近距離からショートパンチを浴びる苦しい場面もあった。それでも9回、左フックでダウンを奪取。立ち上がった敵を連打で攻め、同回2分9秒、レフェリーストップによるTKO勝利を飾った。

 6月に肺炎で1週間、練習を休んだ。その直後にはヘルペスで再びダウンし、1週間の療養を余儀なくされた。度重なるアクシデントを乗り越え、連続KO記録を伸ばした。土屋は「病気も言い訳。倒さないと負けだと思っていました」と安堵(あんど)の表情を浮かべていた。