<プロボクシング:東洋太平洋フライ級タイトルマッチ12回戦>◇20日◇大阪・住吉区民センター

 ボクシングWBC世界フライ級10位の向井寛史(25=六島)が初タイトルを逃した。20日、大阪・住吉区民センターで東洋太平洋同級王者ロッキー・フエンテス(25=フィリピン)に挑戦したが、最大8点差の0-3大差判定負け。プロ6戦目で初黒星を喫した。フエンテスの突進を止められず、守勢に回った。向井は「自分が弱かった。パンチのバリエーションが少なかった」と涙を流した。勝てば陣営は7戦目での世界挑戦も視野に入れていたが、白紙に戻ってしまった。フエンテスは4度目の防衛に成功。