元世界5階級制覇王者フロイド・メイウェザー(34=米国)が復帰戦でKO勝利を挙げ世界王座に返り咲いた。約1年5カ月ぶりの試合で健在ぶりを証明し、世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(32=フィリピン)との夢対決に向けて前進した。

 パッキャオはWBO世界ウエルター級王者として、11月12日(日本時間同13日)に過去2度対決しているファン・マヌエル・マルケス(メキシコ)との防衛戦を控える。戦績はパッキャオの1勝1分けだが、両戦とも接戦だった。今月上旬、この試合の発表ツアーとしてニューヨーク、ロサンゼルスをはじめ、メキシコなど世界4カ国をまわった。また同下旬には、母国フィリピンで世界3階級制覇を目指すホルヘ・リナレス(帝拳)らとスパーリングを行い、試合に備えるという。