<プロボクシング:WBA世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇24日◇東京・後楽園ホール

 WBA世界ミニマム級4位の八重樫東(28=大橋)が、同級王者ポンサワン・ポープラムック(33=タイ)を、スピードと連打で序盤から圧倒。5回以降は足を止めて真っ向打ち合いを挑み、10回2分38秒、右強打と連打を浴びせてレフェリーストップ勝ちした。

 初防衛に失敗したポンサワンが、八重樫の打撃力に脱帽した。5回以降、得意の接近戦での打ち合いに持ち込んだが、逆にカウンターパンチを食らった。「自分はまだまだ、やれたし、レフェリーが止めたのは早いと思った」と言いながらも、「八重樫は強かった。(足を使って)逃げるのかと思ったが、前へ出てきたので、印象が違った」と素直に新王者の実力を認めていた。