金髪の悪役レスラーとして活躍した、元プロレスラーの上田馬之助さん(本名・上田裕司)が21日、自宅のある大分県臼杵市内で急死した。71歳だった。

 現役時代に上田さんと抗争を繰り広げてきたIGFのアントニオ猪木会長(68)は、訃報に接してショックを受けた。この日の正午ごろ、IGF関係者からの電話での一報に「えっ」と驚きの声を上げ、絶句した。最近は交流がなかったが「大分に行く機会があれば見舞いたい」と気にかけていたという。猪木会長はIGFを通じて「また1人、同じ時代を過ごし、戦いを通じて信頼し合えた友人の旅立ちを見送るのは、大変つらい気持ちです」とコメントした。