WBC世界スーパーバンタム級王者の西岡利晃(35=帝拳)が2年連続で年間最優秀選手賞を受賞した。6日、都内で行われた11年度のボクシング年間表彰選考会で、昨年10月に日本人王者として初めて米ラスベガスで防衛戦を行い、V7に成功した西岡が選ばれた。35歳のMVPは自ら持つ34歳を更新する史上最年長。同地での世界2階級制覇王者マルケス(メキシコ)戦は年間最高試合にも選ばれ、07年度の内藤大助(宮田)以来、4年ぶりのMVP&最高試合のダブル受賞となった。練習後に朗報が届いた西岡は「ボクシングの本質を分かって評価してくれたと思います。すごくうれしい。12年度で3年連続のMVPを狙いたい」と抱負を口にした。