<新日本:大阪大会>◇12日◇大阪府立体育会館◇8試合◇観衆6200人
新日本のリングに“24歳の暴君”が降臨した。オカダ・カズチカが、IWGPヘビー級王者・棚橋弘至(35)を23分22秒、ラリアットからの片エビ固めで撃破。初挑戦の「24歳96日」の初戴冠は、中邑真輔の「23歳288日」に次ぐ史上2番目の年少記録。“リングに金を降らせる”という自称「レインメーカー」は、リングで大の字の棚橋を踏みつけた。
フロックではなかった。米国遠征から帰国即、新日本の至宝を持つ棚橋へ挑戦表明。1月21、22日の前哨戦で2日続けて失神に追い込んだ。この日は超ハイアングルのドロップキップで主導権を握った。棚橋のひざ攻めに苦しんだが、最後はバックの取り合いから豪快なラリアット!
圧倒的身体能力でねじ伏せた。
“後見人”の邪道が「新日本40年の歴史で初めて出てきた“本物”なんだよ」とほえまくった。試合前から大ブーイングを浴び、タイトル奪取後はリングで内藤の挑発を無言ですかし、またブーイング…。「V11(防衛11回)の棚橋?
2011年のMVP?
こんなもんか、という感じ。オレはただのチャンプじゃねえ。レインメーカーだから」。異次元の素質と感性で、新時代の幕をこじ開けた。【加藤裕一】
◆オカダ・カズチカ
1987年(昭62)11月8日、愛知県安城市生まれ。03年4月闘龍門に入門。04年8月メキシコでのネグロ・ナバーロ戦でデビュー。07年7月新日本入門。08年4月石狩太一戦で再デビュー。得意技はレインメーカー、墓石式脳天くい打ち、ドロップキック。191センチ、107キロ。


