WBC世界スーパーバンタム級王者西岡利晃(35=帝拳)が、世界4階級制覇王者で、WBO同級王者ノニト・ドネア(29=フィリピン)との団体統一戦実現へ、直談判することが28日、分かった。ドネアは6月30日、米カリフォルニア州で、IBF同級王者ジェフリー・マセブラ(南アフリカ)と団体統一戦を行う。西岡はその会場まで対戦を求めて出掛ける。

 3月、指名期限がなく、いつでもリングに戻れる名誉王者になった。ドネア一本に絞り、練習に集中してきたが、相手の態度が煮え切らない。公での発言、ブログなどで対戦を求めてきたが、交渉は長引いている。ドネア戦が実現すれば、同階級の最強王者を決めるビッグマッチになる。西岡は自ら米国の会場まで行き、本人に直接、対戦希望を訴え、その場で対戦を決めてくる覚悟のようだ。