元大阪プロレス社長で現沖縄プロレス代表のスペル・デルフィン(44)が、任期満了に伴う大阪府和泉市議選(9月9日投開票)に無所属で出馬することが19日、分かった。同市生まれのデルフィンは「スポーツを通じた青少年育成や町おこしをしたい。出馬する限りはトップ当選を狙う」と明言。今日20日に政治団体「デルフィン新風会」設立を府選管に届け出る。

 現役の覆面レスラーとしても人気を誇っており、今後も一部ではマスク着用で登場予定だが「議会では脱ぐし、既に地元では素顔であいさつ回りしている」と、こだわりはない。かつてアントニオ猪木や大仁田厚の選挙応援に参加した経験もあるが「あまり(プロレスだけの)色をつけたくない」と幅広い支援を取り付けたい考えだ。夫人でタレントの早坂好恵も出馬に賛成といい、「当選すれば市議活動が最優先」とプロレスを事実上、休業状態にすることも明かした。