<プロボクシング:WBC・WBA世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇20日◇大阪・ボディメーカーコロシアム

 WBC世界ミニマム級王者の井岡一翔(23=井岡)が、WBA同級王者の八重樫東(29)との激闘を3-0判定で下し、日本初の世界2団体統一王者となった。

 94年に史上初めて日本ジム所属選手同士の世界王座統一戦(WBCバンタム級)を行った、薬師寺保栄氏(43)と辰吉丈一郎(42)がゲスト解説者としてテレビ初共演した。2人そろってリングサイドで見届け、辰吉は「素晴らしい試合のひと言」と絶賛。薬師寺氏も「僕と辰吉くんがやった試合とダブった。井岡くんの勝因は冷静さ、左も良かった」と振り返った。辰吉は試合後、八重樫の控室を訪れ「泣きたい時は泣けばいいんやで。また、楽しみに待ってるよ。オレもこんな経験しょっちゅうしてるから」と励ました。