＜ボクシング：ＷＢＣ世界フライ級タイトルマッチ＞◇１６日◇埼玉・ウイングハット春日部

　挑戦者五十嵐俊幸（２８＝帝拳）が王者ソニー・ボーイ・ハロ（３０＝フィリピン）の強打にも、下がることなく最後まで打ち合い判定勝ちした。

　五十嵐が王座を奪ったＷＢＣの世界タイトルマッチで、試合中の公開採点が遅れた。ＷＢＣルールでは４回と８回終了時にジャッジ３人のポイント累計を場内アナウンスで公開するが、この日は５回、９回終了時と１回遅れた。両陣営の戦略に影響する可能性もあっただけに、国内の試合を管轄する日本ボクシングコミッションの森田事務局長は「人員が少なく（集計に）もたついてしまい、申し訳なかった」と謝罪した。