日本バンタム級王者岩佐亮祐(22=セレス)は、世界挑戦の照準をWBA休養王者亀田興毅(25)に合わせた。22日、都内で発表された、WBC世界スーパーフェザー級王者粟生隆寛(28=帝拳)の4度目の防衛戦の前座で世界へのステップ戦に臨む。相手のデビッド・デラモラ(24=メキシコ)は世界に2度挑戦し、昨年9月の亀田のV2戦では小差で判定負けしている。岩佐は「今回はサクッと勝つ。勝ち方次第でいろいろアピールできる」とほくそ笑んだ。

 粟生と同じ習志野高で3冠となった技巧派サウスポー。WBC王者山中には、日本王者時代の昨年3月に挑戦してKO負け。その後、日本王者となって2連続KO防衛中。WBCで9位にランクインも「WBCはまだ自信ない。狙いはWBA。勝つ自信はある。山中とは統一戦でやれれば」と目を輝かせた。亀田に対しては「ある意味スーパー王者。面白い」。そう言った後に口をパクパクさせて、周囲を大笑いさせた。