<プロボクシング:WBC世界ライト級王座指名挑戦者決定戦>◇24日(日本時間25日)◇メキシコシティー

 東洋太平洋ライト級王者でWBC世界同級1位の荒川仁人(30=八王子中屋)が不可解判定に泣き、世界挑戦権を逃した。同級2位ダニエル・エストラダ(メキシコ)と世界挑戦権を懸けて対戦し、10回終了負傷判定で敗れた。10回終了後、偶然のバッティングでエストラダの右目が腫れ上がったと、レフェリーに試合を止められた。攻め込んだ直後の不可解な裁定に、陣営は抗議したものの却下された。出発前から「倒さないと勝てない」と覚悟していたが、アウェーの洗礼を受けてしまった。