ロンドン五輪ボクシング男子ミドル級金メダルの村田諒太(27)が12日、都内のホテルで会見し、プロ転向を正式表明。五輪金メダリストとして日本人初のプロ世界王者になることを目標に掲げた。

 日本ジム所属でただ一人のミドル級世界王者、竹原慎二&畑山隆則ジムの竹原慎二会長は、村田の実力に太鼓判を押した。ガードを固めて前に出る村田を「パンチ力もある」と分析した同会長は、「ジャブ、ワンツー主体の打ち合いに持ち込む」とアドバイス。3分3回のアマに対し、プロは最長12回。スタミナも必要になる。「スタイルを貫くだけでなく、プロのトレーナーに聞いて研究すれば通じる」と言い「あれだけの実力。(世界王者も)十分に可能性はある」と予測した。