井岡ジムに所属していた元女子プロボクサー神田桃子容疑者(26)が16日、知人女性の顔面を拳で殴ってけがを負わせたとして、大阪府警南署に逮捕された。4月13日午後5時ごろ、大阪・島之内2丁目の路上に止めていた車の中で40代知人女性の顔面を数発殴り、右目打撲など全治2週間のけがを負わせた疑い。同30日に被害届が提出され、南署が受理した。

 南署によると、被害女性は以前から神田容疑者の練習時に車で送迎しており、「普段からバカにされていた」と訴えている。神田容疑者は「トラブルになり、押しのけようとしたら指が目に入った。(女性の)目が赤くなってしまった」と供述しているという。

 日本ボクシングコミッション(JBC)によると、神田容疑者は09年にデビューしアトム級などで1勝3敗。更新手続きを行っていなかったため今年1月に国内ライセンスは失効したが、2月に北米タイトルに挑み判定負け。4月上旬には大阪府内の別のジムへ練習生として通い始めており、同ジム関係者は「練習態度はまじめだった」と話した。