ロンドン五輪男子ミドル級金メダルのプロボクサー村田諒太(27=三迫)が、ボクシングの聖地で「世界」を肌で感じてきた。11日から米ラスベガスで合宿に入った村田は20日に帰国し、実力者とスパーリングしたことを明かした。スーパーミドル級の元世界ランカーをはじめ、デビューから26連勝を挙げて昨年6月にIBF世界ウエルター級王座決定戦にも臨んだマイク・ジョーンズ(30=米国)とも拳を交えたという。

 村田

 ジョーンズ選手は大きく、体重も80キロほどあったようです。海外と日本のボクシングにはスタイル的な差がある。五輪の時より、今のボクの方が強い自信がありますし、そう思える合宿になりました。

 アマは3分3回で終了するが、プロは世界戦が12回とスタミナが必要。疲労蓄積で動きは鈍くなるため「下半身のバランスを考え、ばたばた動かないように意識している。少し良くなったかな」との手応えもある。またビッグマッチが開催されてきたMGMグランドなども短時間ながら見学。「この10日間、ボクのボクシング人生で一番、充実していたし、強くなったかなと思う」と収穫を口にした。

 23日からはWBC世界バンタム級王者・山中慎介(帝拳)と合流し、走り込み合宿に取り組む。プロで先に世界王者となった高校の先輩と一緒に肉体強化に入る。「米国で強い刺激を受けました。強くなったという気持ちと自信があるし、このモチベーションを保っていきたい」と充実感たっぷりだった。【藤中栄二】