<プロボクシング:ライトフライ級8回戦>◇6日◇東京・大田区総合体育館

 井上家の次男拓真(18)が、プロ2戦目で世界ランカーに勝った。第1試合でWBA世界ライトフライ級4位のファーラン・サックリン・ジュニア(20=タイ)と対戦。左のボディーフックなど効果的なパンチで優位に試合を進め、8回判定で快勝すると「正直ホッとしている。いい経験ができたし、勝てて自信がついた」と話した。

 アマチュアで高校2冠を獲得し、昨年12月にプロデビュー。いきなり日本ランカーを破って日本ランク入りし、2戦目で世界ランカーを下して世界ランク入りも確実にした。「いつかは抜きたい」という兄尚弥の世界ランク入りは4戦目。6戦目で世界挑戦した兄を超える可能性もあるが「今は経験を積みたい。まだまだです」と控えめに話す。次戦についても「父(真吾トレーナー)と(大橋)会長が決めることですから」と話した。