WBC世界バンタム級王者・山中慎介(31=帝拳)が、濃密な実戦トレで最終調整に入った。今月23日に大阪城ホールで行われる同級3位シュテファーヌ・ジャモエ(24=ベルギー)との6度目の防衛戦を控えた10日、都内の所属先でジムワークを消化した。この1週間でスパーリングは5回目とハイペース。「ミットやサンドバッグをたたくより、実戦の方が気づかされることが多い」と、フィリピン人パートナー相手に軽快な動きを披露。「疲れも抜けて、タイミングも良くなってきた」と順調な調整ぶりをアピールした。