16年リオデジャネイロ五輪の柔道米国代表入りを目指す総合格闘家・石井慧(27=I

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 RHINO)が、米国柔道連盟のホセ・ロドリゲス会長に市民権獲得の後押しを直談判する。出場する4日の全米選手権に向けて3日、米ネバダ州リノに入った。代表入りに必要な市民権取得を目指す石井は、試合当日に同会長と会談する約束を取り付けたと明かし「今回が詰めの話になる」と話した。

 石井はすでに永住権を取得。代表になるには市民権を取得し、来年のこの大会で優勝することが必要だ。ロドリゲス会長との会談では、代表になれば欧州GPを転戦し「五輪出場枠獲得に貢献できるとアピールする」という。「リオで優勝し、知名度を上げてプロ柔道を世界の仲間とやる」という野望を実現するためにも、同会長との会談が注目される。(リノ=桝田朗)