WWEの日本大会が11日、東京・両国国技館で行われ、アメリカンプロレスの象徴ハルク・ホーガン(60)が11年ぶりに日本のリングに登場した。メーンの第6試合の前に、赤いバンダナを頭に巻き、赤のタンクトップ、サングラス姿で現れると、1万2139人が詰め掛けた、ほぼ満員の会場の興奮は頂点に達した。試合出場はなかったが、右手人さし指を天に突き上げる「イチバーン!」ポーズと、片手を耳に当て、歓声を要求する得意のポーズで観客を喜ばせた。

 ホーガンの来日は、長女ブルックのレコードデビューのプロモーションで来日した07年以来。リングに登場するのは、03年新日本東京ドーム大会で蝶野正洋と対戦して以来。「かつて日本で戦い、WWEでチャンピオンになった。私のDNAは現在のシナら偉大なチャンピオンが引き継いでいる」と、マイクでファンに語りかけ、大きな声援を浴びていた。