<プロボクシング:日本スーパーライト級タイトルマッチ10回戦>◇28日◇東京・後楽園ホール

 王者・岡田博喜(24=角海老宝石)が同級1位シャムガル興一(28=三迫)を3-0の判定で下し、初防衛に成功した。日本ウエルター級タイトルマッチは王者・高山樹延(28=角海老宝石)が、同級1位斉藤幸伸丸(35=輪島功一スポーツ)を2-0の判定で、4度目の防衛を果たした。

 岡田は勝利も反省しきりだった。5回に顔面への強打を浴びぐらつくと、7回には有効打で左目横をカット。それでも最後まで攻め抜き、両者がふらふらの状態となる激しい打撃戦を制した。「相手の気持ちが強かった。ただ、10ラウンド戦えたのはこれからの糧になると思う」と話した。アマ2冠の24歳が、苦しみながらもデビュー戦からの連勝を9に伸ばした。