5日に初防衛戦を行うWBC世界ライトフライ級王者・井上尚弥(21=大橋)は、万全の調整ぶりを強調した。4月の王座奪取時は体調不良や減量の影響で、調整に苦しんだ。だが、今回は栄養士の指導のもと、減量も残り約1キロと順調。挑戦者のサマートレックを8・5センチも身長で上回ったが、「戦い方に影響はない。KOでしっかり勝ちます」と力強く言い切った。父の真吾トレーナーも「左のリードをしっかり使えれば大丈夫。スピードとコンパクトなパンチを散らせば勝てる」と話した。