<プロボクシング:WBA、WBC世界ウエルター級、WBC世界スーパーウエルター級タイトルマッチ>◇13日(日本時間14日)◇米ネバダ州ラスベガス

 史上初めて無敗で5階級制覇を達成したフロイド・メイウェザー(37=米国)が王座防衛に成功した。5月に対戦した元2階級制覇王者マルコス・マイダナ(31=アルゼンチン)との再戦に臨み、3-0の判定で勝利した。

 終始メイウェザーが圧倒したが、マイダナの唯一の「見せ場」は8回。クリンチでメイウェザーが顔をしかめ、レフェリーに左拳を見せストップを要求。試合後に「手をかまれた。その後はずっとしびれていた」と訴えた。マイダナは「かんでいない。犬みたいに言わないでくれ。彼が私の目にこすりつけてきたんだ」と潔白を主張。試合は一時中断し、ブーイングに包まれた。

 デビューからの連勝を47に伸ばしたメイウェザー。注目の6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)との対戦には「私は逃げたりしない。彼が望むならやる」と言った。