サッカーの元ドイツ代表GKティム・ヴィーゼ(32)が、15日にフランクフルトで開催されるWWE大会で、トライアウトデビューすると12日(日本時間13日)に米メディアが報じた。ヴィーゼは1月に所属のホッフェンハイムから契約解除され、9月にWWEからオファーされた。193センチ、91キロの肉体は見事な変貌をとげている。

 WWEでは昨年、イングランド4部バートン・アルビオンのGKスチュアート・トムリンソンのプロレス転向はあるが、代表クラスは異例。ヴィーゼは99年に3部のフォルトゥナ・ケルンでプロデビュー。主にブレーメンなどで活躍しU-21ドイツ代表を経て、08年11月にドイツ代表デビューし6試合に出場。10年W杯南ア大会のメンバー。

 現役時代は、膝の十字靱帯(じんたい)負傷など、度重なる故障に泣き、カーニバルで騒動を起こすなど素行不良もあり契約解除となった。新天地でスターになれるか。15日の試合は、WWE入団への最終テストとなる。(デーブ・レイブル通信員)