22日に初防衛戦を控えるボクシングのWBC世界フライ級王者ローマン・ゴンサレス(27=帝拳、ニカラグア)が13日、都内のジムで練習を公開した。3階級制覇を達成した9月の八重樫戦から約2カ月半の短い試合間隔も「調整は万全だ。コンビネーションからのボディーで、なるべく早い回にKOしたい」と自信満々。日本フライ級王者村中とのスパーリングではフットワークを生かした強烈なアッパーを打ち、好調ぶりをうかがわせた。

 40戦無敗のニカラグアの英雄は、前WBC世界ライトフライ級王者井上尚弥との対戦にも意欲を示し「彼は若くて、パワーがある良いボクサーだ。素晴らしい試合になると思う。ぜひ来年戦いたい」とコメント。井上が、年末に自身より1階級上のスーパーフライ級で世界戦を行うことを踏まえ「彼を倒して4階級制覇したい」と話した。