ミル・マスカラス(72)テリー・ファンク(70)のプロレス界のレジェンドコンビが11日、東京愚連隊の後楽園大会でファンを熱狂させた。日本では05年以来というコンビ結成の2人は、船木と組んで、NOSAWA論外、カズ・ハヤシ、藤原喜明組と6人タッグで対戦した。

 入場から大声援を浴び、もみくちゃになったが、リング上では、全盛期をほうふつさせるファイトを展開した。テリーがケンカファイトを見せれば、マスカラスは、トップロープからのフライングボディーアタックで、NOSAWAを見事に仕留めた。初来日から43年目で、現在はメキシコの自宅で油絵を描いてすごしているというマスカラスは「素晴らしいパートナーといい試合ができた」と、満足そうに話していた。