<新日本:後楽園大会>◇20日◇東京・後楽園ホール

 エース棚橋弘至(38)が、感激の涙を流した。IWGPヘビー級王者として今年最後の興行のメーンを飾り、勝利で締めくくった。

 どん底の状況から、先頭に立って立て直しに奔走し、営業収益はV字回復。秋以降の後楽園ホールもほとんどが満員となった。「ずっとあきらめずに追いかけてきたから」と話すと、言葉を詰まらせ「感謝の気持ちが見つからないです」と涙を流しながら、絞り出した。