昨年大みそかに9度目の防衛を果たしたWBA世界スーパーフェザー級王者内山高志(35=ワタナベ)が13日、次期防衛戦へ向け初の海外キャンプ(米国)を行う意向を示した。同日、都内のジムで10度目の防衛戦へ向け始動。渡辺会長が「次は5月ぐらいに試合を組みたい」と防衛戦プランを明かすと、内山は「米国で強い選手がいるところで練習して、いろんなタイプの選手とスパーリングしたい」と話した。

 内山は拓大時代に海外キャンプの経験があるが、プロ入り後は国内で調整してきた。しかし、世界王者として防衛を重ねるうちに意識が変わった。「昔は自分が上のレベルに届くと考えていなかったが、もう少しでなれると思うようになった」という。時期は3月ぐらいで、期間は2週間程度の予定。「一流の選手が得意のパンチをどう練習しているのか見てみたい」と内山は目を輝かせていた。