昨年大みそかに世界王座奪取したWBA世界ライトフライ級王者田口良一(28=ワタナベ)が22日、都内の所属ジムで本格始動した。5日からロードワークを開始も、あいさつ回りや食事会など多忙な日々を送る。今後もアルバイトは続ける予定で「これまでのリズムを変えたくないし、いろいろな人とのつながりを持ちたい」と週1回のフィットネスインストラクターに加え、週2回程度の仕事を探すという。

 ボクシングでは、さらなる成長を期す。石原トレーナーも「まだまだ伸びるし、これからが勝負」と気を引き締めた。陣営は5月ごろに初防衛戦を予定しており、田口は「連打でもいいから相手を倒せるボクサーになっていきたい」と話した。甘いマスクで「ツヨカワ(強くてかわいい)」と呼ばれるが「今後は威厳を出していきたい。方法?

 模索中です」と笑わせた。