IBF、WBO世界ミニマム級統一王者の高山勝成(31=仲里)がWBOベルトを返上する計画が28日、浮上した。

 指名挑戦者との対戦期限が両団体とも6月付近で、ともに防衛するには強行日程となるため、より愛着のあるIBFだけを保持するプラン。そうなれば、空位になるWBO王座に東洋太平洋同級王者の田中恒成(19=畑中)が挑む可能性もある。田中の拠点と、高山が現在通う菊華高は同じ名古屋。同地でのダブル世界戦に発展するかもしれない。高山はこの日、大阪市内で練習を開始。「どっちかのベルトを手放さないといけないという気持ちもある」と話した。