「ミスタープロレス」天龍源一郎(65)が9日、東京・後楽園ホール展示場で、今年11月を最後に現役引退することを発表した。

 師匠のドリー・ファンク・ジュニア(74)

 テン・ルーは相撲ヘアでテキサスの私のところに来た。相撲で鍛えた身体能力は素晴らしく、バランスの取れた体でタフだった。基本を教えてすぐに実戦で経験を積ませたのを思い出す。練習の時は、一生懸命レスラーになるんだという気持ちを出していた。対戦した時に受けた、チョップ、パンチ、キックは強烈で、ダメージを負う力強い技だった。鶴田とはまた違う、ストロングなスタイルのレスリングだった。鶴田、ハンセン、天龍がトップレスラーに成長したのは私の誇り。日本で歴史をつくったことが素直にうれしい。