亀田兄弟の三男和毅(ともき=17)が21日(日本時間22日)メキシコでプロデビューする。20日(同21日)は現地で、対戦相手のアレハンドロ・モレノ(18=メキシコ)とともに計量に臨み、バンタム級(53・5キロ)リミットぴったりでパスした。昨年8月からメキシコでアマ活動を続け、プロデビューに備えてきた。兄弟の中では気持ちも実力も一番との評判を持つ男が、プロのリングに立つ。
プロのリングが待ち切れない。計量を一発でパスした和毅は、自慢の筋肉を見せつけるように、気合のポーズを決めた。「最初の試合だから、しっかり勝ちたい」。かつてのように仰々しいビッグマウスはなかったが、逆に17歳の本気度が伝わってきた。
昨年8月からメキシコでアマ活動を続けた。言葉も通じない異国での生活。それでも、弱音を吐くことは1度もなかった。同12月にはアマ大会「ゴールデングローブ」決勝で同年齢のメキシコ選手に判定負け。だが、ボクシングの本場で挫折を味わったことで、和毅の精神面は強化されていった。
もともと、父史郎氏から兄弟で一番強いと太鼓判を押され「亀田家の最終兵器」と名付けられた。長男興毅、次男大毅とは違い、父史郎氏だけでなく、本場のトレーナーたちからハイレベルな指導も受ける。それだけに、プロのリングでの進化した姿も注目される。
現地の新聞では「メカニート」(メキシコの少年)とニックネームももらった。「メキシコのボクシングファンに、もっと亀田の名前を知って欲しい。そのためにも、いい内容で勝ちたい」。兄たちとは違い、KOタイムを競うつもりはない。三男はデビュー戦で勝ち方にこだわる。


