リングサイドで父史郎氏も涙/ボクシング
<プロボクシング:WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇7日◇神戸ワールド記念ホール
亀田3兄弟の次男大毅(21=亀田)が、WBA世界フライ級王者デンカオセーン・カオウィチット(33=タイ)との再戦に3-0判定でリベンジし、新王者となった。
セコンドライセンス無期限停止処分中の父史郎氏(44)は、2人目の息子の戴冠にリングサイドで涙ぐんだ。「ホッとしたわ。大きな壁を破った。ここからがスタートや。大毅は兄弟の中でいちばんタフやし、あんなもんじゃない」。実は試合3日前の4日に自宅の廊下で倒れた大毅を発見した。「減量の影響。貧血で立ちくらみしていた」と不安もあったが、大毅のスタミナが切れることはなかった。
次男の大毅は3兄弟でもっとも不器用だった。わんぱく相撲大会では他の2人は横綱になったが、関脇どまり。それだけに興毅の戴冠時とは違う感激があった。「大毅は小さいころから1位になったことがない。トラウマやったと思う。でもよう練習した」。成長が遅く、幼稚園時代にも「あんま、あんま」と赤ちゃん言葉しか話せなかった大毅がリングで喜ぶ姿を見て、史郎氏はまた涙をぬぐった。
[2010年2月8日8時44分 紙面から]
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