WBA世界フライ級王者亀田大毅(21=亀田)-同級5位坂田健史(30=協栄)戦前日の24日、都内で調印式と前日計量が行われた。計量は大毅と坂田がともにリミットの50・8キロで一発クリアした。

 両陣営の場外バトルをよそに、主役の2人は平静を保ったまま計量に臨んだ。王者大毅は、装飾の付いたペンダントを着けたままはかりに乗り、リミットの50・8キロで一発パスした。17日からの1週間で、9キロという過酷な減量に耐え、「ラスト1~2日(の減量)は涙も出んかった」と振り返った。1年9カ月ぶりの王座返り咲きを狙う挑戦者坂田も、リミットの50・8キロでパス。無駄肉がそぎ落とされた精悍(せいかん)な表情で、「あとはやるだけ。調子はいいです。しっかり体を休めて、明日に備えたい」と話した。