<プロボクシング:WBA世界フライ級タイトルマッチ12回戦>◇25日◇東京ビッグサイト

 WBA世界フライ級王者亀田大毅(21=亀田)が初防衛に成功した。挑戦者の元同級王者坂田健史(30=協栄)の攻撃を作戦通りにさばき、判定3-0で完勝した。

 大毅と坂田の両方と対戦したことのある、唯一の日本人選手である元WBCフライ級世界王者内藤大助(36=宮田)は、リングサイドのテレビ解説者の席から両者の戦いを見守った。01年に坂田の同級日本王座に挑戦して引き分け、07年には大毅を相手にWBC世界同級王座を判定防衛している。「大毅選手はうまかった。すごく強くなっているね。びっくりしたよ。今日は、実力を示したと思う。いい試合だった」。大差となったジャッジについては「難しいよな」と話した。