WBA世界フライ級王者亀田大毅(21=亀田)が17日、2度目の防衛戦後に1階級上のスーパーフライ級か2階級上のバンタム級に転級すると明言した。26日「亀田祭り」(さいたまスーパーアリーナ)の同級13位オルティーヌ(ルーマニア)戦に向け約12キロの減量に苦しむ大毅は「フライ級はこれが最後。これ以上は無理やな」と語った。

 今回は冬場で汗をかきにくいため、計量1週間前に残り5、6キロにすべく通常より5日早い13日から減量を開始。普段の5分の1の量の食事を1日1食、室温約50度の減量室にも入り始め、絶食を2日も敢行。それでも大毅は「ピンチやな」と苦笑した。この日に予定していた公開練習も、体力温存のため急きょ中止。公開練習を取りやめるほどのピンチに陥っている大毅だが「KOしたいな。フライ級は最後やと思うけど、いいクリスマスプレゼントになればいいな」と、王者らしくKOは予告した。