WBA世界スーパーフライ級1位の亀田大毅(22=亀田)が、4月2日に沖縄県立武道館で、2階級制覇へ向けたノンタイトル戦を行うことが決まった。3日、ロイヤルメドウゴルフ倶楽部(栃木)で、同バンタム級王者の兄興毅と1泊2日の走り込み合宿を打ち上げ、今後に言及。対戦相手は現在調整中だが、大毅は「しっかり練習して臨みたい。試合をこなして(世界戦への)チャンスをつかみたい」と気合を入れた。

 大毅は昨年末にフライ級で2度目の防衛に成功後、王座を返上。スーパーフライ級へ階級を上げた。「減量も楽になるし、やる気になる」と話す。亀田ジムの沖縄での興行は初めてで、同県出身の元WBA世界ジュニアウエルター級王者・平仲明信氏の協力で実現。亀田プロモーション社長でもある興毅は「南から地方を回っていきたい。地方のボクサーに出場のチャンスができれば」と全国行脚の構想も明かした。