前WBA世界フライ級王者でスーパーフライ級での2階級制覇を狙う亀田大毅(22=亀田)が、破壊力アップの武者修行に出る。

 3月上旬から約10日間、フィリピン・マニラのエロルデジムで強化合宿を実施。気温30度の中で、1日4~6回のスパーリングを週6日こなす。同国は世界最多6階級制覇王者パッキャオや3階級を制したWBC・WBOバンタム級新王者ドネアら「世界的な強打者」の母国で、国内ランカーもハイレベルだ。

 この日、WBA世界バンタム級王者の兄興毅と4日間の沖縄合宿を打ち上げた大毅は、「力強いパンチを打てるようになりたい」とテーマを設定した。4月2日には、53・0キロ契約10回戦(沖縄県立武道館)に臨む。